情報更新日: 2024年7月8日
アップデート情報
健康宣言(SDGs宣言)
「健康経営」の基本は従業員とその家族の心と身体の健康です。年に1回全社アンケートを実施し、従業員の意見を翌年の健康施策に反映させるようにしています。
全従業員に対するアンケートでは「もっと運動をする機会が欲しい」という声が多く寄せられました。ワークライフバランスを意識して業務内容の見直しと調整を行い、プライベートな時間を充実させることが必要だと考え、ストレスの軽減と余暇時間の確保につとめています。2020年度はストレスチェックの結果も改善しました。2019年度と比較すると、42尺度中24項目で改善が見られました。特に身体的負担度が5.1%改善しており、それに伴い従業員の年間平均歩数も191%増加していました。残業時間の削減によって余暇活動の時間が生まれ、従業員の運動量が増加するという好循環が生まれました。勤次郎で働く人の運動習慣を向上させたいという想いから誕生した「勤次郎元気プロジェクト」では、定期的に従業員に運動習慣づくりの提案を行っています。元気プロジェクトの活動内容は随時更新していますので、ぜひご覧ください。
健康で長く働くためには「健康リテラシー」を高め、従業員自身が情報収集を行い、生活習慣に気をつけることも重要だと考えています。そのため、ヘルスリテラシーが高まるような情報提供やイベントを実施しています。詳しくは健康経営の取り組みをご覧ください。
従業員の健康を保ち、よりよい製品を開発し、それらを用いて社会全体を健康にしていくことが最終目標です。「-1歳から100歳までの健康づくり」を企業スローガンに掲げ、Universal 勤次郎「健康経営」を通じた社会貢献をしていきます。勤次郎では、お客様の健康経営の取り組みをサポートするための自社セミナーを定期的に開催しております。
トップメッセージ
私たち勤次郎は、企業理念のもとに「想像から創造へ」の企業文化を繋ぎ、社員の「ワーク・エンゲイジメント」を高める経営を目指しています。全社員のほぼ半数が20代という若手中心の社員、そのひとり一人が次代を担う中核人材として能力を発揮し生き生きと活躍できるよう、人的資本を最大化することが私の経営ビジョンの一つです。 現在では、働き方改革と健康経営の取り組みにより、「健康経営優良法人」に7年連続で認定されました。本年度からは若手社員による「勤次郎 元気プロジェクト」をスタートし、社員の心身の健康維持・増進によるプレゼンティーイズムの低下と、新たな価値創造につなげています。 オフィス環境では、「コミュニケーション」「リフレッシュ」「ヘルスアップ」をキーワードに、社員の「ウェルビーイング」を生み出すことが、「活力」「熱意」「没頭」というポジティブな心身の状態に繋がり、ワーク・エンゲイジメントを向上させると考えています。 これからも「マイナス1歳から100歳までの健康増進」をコンセプトに、健康寿命の延伸を目指し、事業を通じて全ての生活者が健康で生き生きと長く働き続けられる社会づくりに貢献してまいります。
代表取締役社長 加村光造
健康経営で解決したい経営上の課題は、「従業員の生産性の向上」です。そのためには、従業員が健康かつ充実して働き続けられることが重要だと考えています。2020年度は健康ポイント付与条件の見直しや新型コロナウイルスワクチン接種日の特別有給休暇を新たに実施しました。ウェアラブル端末の配布、インフルエンザワクチン費用の一部補助、階層別研修は以前から継続して取り組んでいます。
健康経営の体制
代表取締役を最高責任者とし、管理部、衛生委員会、ケリーオンラインサービスサポートの3組織が一丸となって保健計画の策定、実施を行っています。また、社内には保健師を3名配置し、嘱託産業医や健康保険組合との連携を図っています。保健計画の対象者は従業員とその家族だけでなく、グループ会社やパートナー企業まで拡大しています。
健康経営の目標と取り組み、成果
当社では、健康課題に基づいた具体的な目標(以下)を設定し、その目標達成のために、様々な取組を行っています。
大項目 | 中項目 | 小項目 | 目標 | 進捗状況 |
---|---|---|---|---|
健康支援 | 健康診断結果の悪い数値の改善 | 精密検査受診率 | 80%以上 | 33.3%(2023年4月) |
運動習慣者比率 | 60%以上 | 44.9%(2023年9月) | ||
睡眠による疲労の改善 | 睡眠で休養が充分に取れている者の比率 | 70%以上 | 35.2%(2023年9月) | |
禁煙 | 喫煙率 | 10%以下 | 15.7%(2023年9月) | |
ストレス対策 | ストレスチェックの悪い数値の改善 | 高ストレス該当者の割合 | 13%以下 | 29.3%(2024年3月) |
ストレスチェックの悪化を未然に防ぐ | ― | ― | ― | |
職場環境改善 | ワークエンゲージメント | ― | 3.42(全国平均)以上 | 2.2(2024年3月) |
プレゼンティーイズム | ― | 85%(全国平均)以上 | 73.0%(2024年3月) | |
アブセンティーイズム | ― | 2.6日(全国平均) | 0.3日 |
勤次郎で働く人の運動習慣を向上させたいという想いから「勤次郎元気プロジェクト」は活動しています。 部門間を越えた20代から30代の若手社員10名で企画から運用を行い、運動の促進により、健康で楽しく、いきいきと働ける環境づくりを目指しています。具体的には、毎日運動チャレンジと題して、「プラス一駅歩こう」「階段を使おう」「本気ラジオ体操」といったハードルの低い運動への意識付けを目指し、施策を実施しています。下表は、今年度に行った施策の一覧となります。
活動分類 | 活動名 | 内容 | 実施計画(予定含む) |
延べ |
---|---|---|---|---|
食事 |
『晩ごはん紹介』 |
晩ごはんの紹介を通して社員のコミュニケーションを活性化させていくイベントです。お題を出して健康的な食事を食べてもらうことに合わせ、他人に見られることを意識した食生活の向上を目指します。1入力につき健康ポイントが付与されます。 | 2024年3月、4月、5月、6月 | 66名 |
『水1L飲もう週間』 | 「2Lの水を毎日飲む」ことによる健康促進の補助イベントです。オフィスで飲む分の1Lの水の提供と、水1L飲もう週間を設けみんなで水を飲み健康促進を目指します。1入力につき健康ポイントが付与されます。 | 2024年6月 | 集計中 | |
運動 | 『ごみ拾いをしよう』 | ごみ拾いという社会貢献活動に合わせ、朝みんなで歩くイベントです。1日実施あたりに健康ポイントが付与されます。 | 2024年毎月 | 59名 |
『 階段を使おう 』 | 普段エレベーターやエスカレーターを利用している場所で、意識的に階段を利用しましょうと呼びかけるものです。1日実施あたりに健康ポイントが付与されます。 | 2024年5月 | 集計中 | |
『 歩数グループランキング 』 | 平均歩数をもとに、歩数の近い人ごとのグループを作成しそのグループメンバーで歩数を競うイベントです。グループ内上位5位の方には健康ポイントが付与されます。 | 2024年4月 | 161名 | |
『 歩数対抗イベント 』 | 社内メンバーをグループ分けし、そのグループの歩数を競うイベントです。上位3チームに所属した個人に健康ポイントが付与されます。 | 2024年6月 | 集計中 | |
外部コラボ『 サンバで元気プロジェクト 』 | 楽しく運動するということを目的に、外部の企業とコラボしさらなる健康促進を目指すイベントです。1日実施あたりに健康ポイントが付与されます。 | 2024年4月 | 38名 | |
外部コラボ『 ヨガイベント 』 | 楽しく運動するということを目的に、外部の企業とコラボしさらなる健康促進を目指すイベントです。1日実施あたりに健康ポイントが付与されます。 | 2024年5月 | 集計中 | |
コミュニケーション | 公式LINEアカウント | LINEから施策情報を配信することで施策の認知と参加率向上を目指すものです。記録入力の手間を省き、利便性の向上を図り、もっと身近に元気PJを感じてもらう施策です。 |
活動に合わせて配信 |
45名 |
女性 | 『 女性セミナー 』 | 勤次郎の女性社員や妊活世代の男性社員を対象にママケリーの利用促進を図っていくイベントです。実際にアプリを活用してもらい今後の開発アップデートに活かします。セミナー参加で健康ポイントが付与されます。 | 2024年4月 | 女性社員全員 |
若手社員による元気プロジェクトにより、イベント未実施月と比較して多くの従業員に運動習慣が形成できています。
2023年9月26日に、元気プロジェクトと勤次郎管理部が連携して、従業員の健康向上のためのセミナーを以下の構成で開催しました。
産業医面談、保健師面談は自社健康管理システムを活用しオンラインで実施しました。特定保健指導は就業時間内に受けられるよう、各部門長と協力し業務調整を行いました。保健師面談では健診結果に基づく指導だけではなく、食事や禁煙に関する指導も実施しています。保健師面談対象者の体重改善率は150%となりました。今後は改善率200%を目指し、質の高い保健指導を実施します。
全事業所(7か所)対象に、年に2回ストレスチェックを実施しています。年に2回の実施で従業員の状況をより詳しく把握することができ、きめ細やかなフォローの実現につながっています。
執務スペースを増やし、密集を回避したゆとりのあるオフィスを実現しました。オンラインミーティングやオンライン商談の積極的な推進も行っています。また、介護や育児、新型コロナウイルス対策で利用できる時差出勤やテレワークの制度があります
階層別研修、部署別研修を実施しており、100%の参加率となっています。研修の際には参加者全員でウォーキングを実施し、運動する機会を設けています。新入社員に対しても保養所での研修を行っており、今年度はコーチングに関しての講義を行いました。さらに登山部やゴルフ部、減量部等クラブ活動の促進として、1人あたり年額1万円の補助を行っています。コミュニケーション活動費としても1人あたり年額1万円の補助を行い、各本部でコミュニケーションがとれる活動を企画・実施しています。
社内保健師による保健師だよりを1回/月、配信しています。社外への啓蒙活動としては、自社セミナーを実施しています。2022年4月から2023年8月において630社からの申し込みがあり、そのうち438社(参加率:69%)に対してセミナーを行いました。65.5%のお客様から「非常に満足した」または「満足した」という評価をいただいております。
2019年度に「あいち女性輝きカンパニー」の認証を受け、2021年に認証更新を行いました。また、「女性社員が活躍し健康で長く活き活きと働ける職場作り」を掲げ、女性社員向けのランチョンセミナーを実施しています。
男性の育休取得率は2022年100%、1か月以上取得100%を達成しました。
2023年からは育児時短勤務を小学校就学迄延長可能とし、働くママを支援できる体制づくりを行いました。
3か月に1度、ストレスチェック実施と睡眠や食事がとれているか、先輩社員や職場の受け入れ状況についてアンケートを行い、新入社員の不安や慣れない環境、職場でのコミュニケーションで悩んでいる方に きめ細やかなフォローをする目的のプロジェクトです。
この結果、2022年度、2023年度ともに新卒入社社員の離職0を継続しています。
毎月22日をスワンスワンの日(禁煙の日)とし、禁煙を促しています。2021年度は禁煙外来の受診を促し、費用の一部補助を行う予定です。また、禁煙が成功した場合には健康ポイントの付与も行う予定としています。
これまでの評価
2021年に「健康経営銘柄」に選定されました。また、2018年から2024年まで7年連続で「健康経営優良法人(大規模法人部門)「ホワイト500」」に認定されています。
当社は「健康経営」を推進する優れた取組みを実践している企業として、令和4年度「健康宣言優良事業所」を受賞いたしました。
「健康宣言優良事業所」は、「健康宣言チャレンジ事業所」として職場の健康づくりに積極的に取組み、他社の模範となる優秀な事業所に対して、全国健康保険協会愛知支部が表彰しているものです。当社は、健診受診率、特定保健指導の実施率、積極的な取組み姿勢などを評価いただきました。詳細はこちらをご覧ください。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、体調の変化を素早く認識し一人一人が他者への感染リスクを自覚するだけでなく、組織として感染拡大防止に対する日々の健康状態の把握のアプリとして、民間事業者等が開発・提供している健康観察アプリとして内閣官房府から認定を頂きました。