- 社名
- CBC株式会社
- 業種
- 小売り・卸売業
- 企業規模
- 1,001名以上
- 課題
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1.ペーパーレスを推進したい
2.バックオフィスの体制を整備したい
3.複数拠点・店舗間の情報を集約したい
4.法令対応の労務管理
- 使用製品
- 勤怠管理
柔軟な就業管理を実現し、業務効率化の先へ。人とデータをつなぐ人事基盤を構築
- 悩み
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- 個別改修にかかるコストと工数
- 手作業による締め処理の負担
- 業務の属人化と不透明な管理
- 解決策
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- クラウド化
- PathosLogos連携
- 標準機能の活用
- 効果
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Universal 勤次郎の導入により、前システムで課題となっていた個別カスタマイズに伴う改修コスト・工数の発生や、手作業でのExcel加工による労働時間集計の手間が標準機能で解消し、柔軟な制度対応と効率的な就業管理を実現しています。
共創プラットフォーム(PathosLogos)を経由した他社HR SaaSとのAPI連携や、アルバイトを含む多様な雇用形態の勤怠管理の一元化により、業務の属人化が解消されただけでなく、法令遵守に基づいた厳格な労務管理(36協定管理の強化など)が定着しました。
今後は、一元管理された人事・給与・勤怠データを活用しながら、タレントマネジメントやスキル分析、健康経営データとの連携など、従業員のコンディションとパフォーマンスを一体的に捉える「人とデータをつなぐ基盤」の整備をさらに推進していく予定です。
CBC株式会社は、1925年創業の独立系・非上場の化学・医薬専門商社であり、本社を東京都中央区月島に置いています。合成樹脂、化成品、医薬・農薬、食品、電子機材・光学機器、産業用機械、医療機器・歯科材料、介護福祉関連、衣料・生活関連製品など、多様な商材の輸出入および国内販売を行うとともに、一部領域では医薬原薬・中間体や光学レンズなどの製造も手掛ける「開発型商社」です。商社機能とメーカー機能を併せ持ち、企画・開発から流通・販売まで一貫したソリューションを提供することで、お客様の課題解決と新たな価値創造に貢献してきました。2025年1月20日に創業100周年を迎え、「共存共栄」の理念と「未来をカタチにする創造商社」というビジョンのもと、次の100年に向けて環境、IT・ロボット、バイオ医農薬など成長分野への挑戦をさらに加速しています。
東京・大阪・川崎・小田原をはじめとする国内拠点を中心に、海外展開も積極的に行う同社では、時差出勤制度や時間単位有給休暇など、従業員のライフスタイルに寄り添った柔軟な働き方の推進に力を入れています。こうした多様な雇用形態や就業ルールが存在する中で、労働時間を適正かつ厳格に管理し、法改正や制度変更にもスピーディーに対応できるDX基盤の構築が重要なテーマとなっていました。そこで同社が導入したのが、Universal 勤次郎です。今回は、同社がどのようにして独自の就業ルールを維持しながら業務の標準化とデータの可視化を達成したのかを伺いました。
システム個別改修のコスト高と、手作業による集計業務の属人化
旧システムの使用方法と課題に感じられていた部分を教えてください。

成田様:
当社では2019年に統合型ERPシステム(オンプレミス)を導入し、人事・給与・勤怠を1つの基盤に集約して運用していました。実は、旧システム自体にそこまで強い使いにくさを感じていたわけではなかったのですが、全社的にサーバー管理からクラウド(SaaS)管理へ移行しようという大きなプロジェクトが立ち上がり、自然とその流れで勤怠システムもクラウドへ移行することになりました。
ただ、以前から課題として感じていたのは、制度変更時や機能追加時の個別カスタマイズでした。たとえば数年前に時差出勤制度を導入した際、旧システムには対応する機能が全くなかったため、個別改修をせざるを得ませんでした。その都度、多額の追加コストと1〜2ヶ月もの開発・検証期間がかかり、やり取りの負担も大きく、人事側として「気軽に制度変更ができない」という潜在的な大きな壁になっていました。また、人事・給与・勤怠のデータが実質的に分断されており、データを抽出してExcelで細かく加工・反映する手作業が残っていたため、業務の属人化も懸念されていました。
永田様:
セキュリティ対策としてのクラウド移行は、全社的な必須課題となっていました。オンプレミスサーバーの運用のままだと、サイバーテロなどのアタックリスクを排除しきれないという危機感があったためです。全社方針としてサーバーの廃止期限が決定したため、そこから逆算して勤怠システムの完全SaaS化プロジェクトが本格的に動き出しました。
松尾様:
この移行期に、これまでの実務的な問題も一緒に解決しようと考えました。特に、月次の締め処理や、残業時間、深夜労働などのデータ集計時に発生していた手作業の手間です。また、36協定の超過リスクがある対象者を把握する際も、データを突合して分析する作業が属人化しており、管理の透明性に課題がありました。さらに、障がい者雇用の農園など、一部のアルバイト勤怠が手書きの紙やExcelで個別管理されており、判読や集計、給与システムへの連携に多大な工数がかかっていたため、クラウド移行を機にこれらを丸ごとシステムへ一元化して標準化することにしました。
共創プラットフォームによるSaaS連携と、独自の運用にも対応できる柔軟性
旧システムからUniversal 勤次郎への移行を検討するうえで重要視されたポイントや移行の決め手を教えてください。

松尾様:
基幹システム刷新プロジェクトのスタートに伴い、SaaS系システムへの完全移行、および人事システムのコスト削減と業務改善を重要テーマとして位置づけ、約1年半前から人事基盤の見直し検討を開始しました。比較検討の際には、柔軟な制度対応力、操作性や検索性、他システムとの連携性、セキュリティ、そして5年間の総コストを重視し、展示会に足を運んで情報収集を行いながら、最終的に3〜4社に候補を絞り込みました。
Universal 勤次郎を選定した最大の決め手は、共創プラットフォーム『PathosLogos(パトスロゴス)』上で、他のHR SaaSやワークフロー、労務管理システムと非常にスムーズにAPI連携できる構成であったことです。これにより、データを自在にやり取りできるようになり、将来的なHRツールの拡張性も含めた中長期的な運用イメージが非常に描きやすくなりました。
成田様:
もう一つの決定打は、当社の固有で特殊なルールを、運用を変えることなく設定に落とし込める柔軟性でした。たとえば、当社には『タイムレコーダーでビルに入館した時間』と『実際に自席PCで仕事を始めた時間』という、2つの時間を分けて管理する就業管理ルールがあります。他社の一般的な就業管理システムでは、打刻イコール始業時間としてみなす構造が多く、この2重管理の仕組みを維持することが困難でした。
しかし、当社のこれまでの運用を一切変えることなく、この仕組みを完全に再現できたのがUniversal 勤次郎でした。また、課題となっていたアルバイトの勤怠管理についても、システム上でまとめて一元管理できるパターン構築が可能だという提案を受け、これなら自社の業務の標準化とガバナンス強化を両立できると確信しました。
集計作業が2時間から3分へ大幅短縮、法令遵守の徹底と従業員の意識変化
実際に導入されてから、Universal 勤次郎の評価はいかがでしょうか?
松尾様:
導入の効果はとてもあったと感じます。これまでExcelを駆使して1〜2時間かかっていた労働時間集計や、36協定の超過警告確認作業が、わずか3分に短縮されました。システムを起動すれば、残業時間のカウントダウンや特別条項に引っかかりそうな対象者が視覚的にパッとグラフ化されてトップ画面に表示されるため、確認にかかる時間が大幅に削減されました。また、以前は手書きやExcelで散らばっていたアルバイトの勤怠管理も完全にシステム化され、給与システムへそのままAPIでシームレスに取り込めるようになっています。

また、上長による承認フローが大きく変わったのも大きな効果です。旧システムでは、シンプルな承認画面でどうしても作業的なチェックになってしまいがちでした。ですが、Universal 勤次郎で一人ひとりの勤怠内容や月間労働時間などを詳細に確認できるようになったことで、上長承認にきちんと意味を持たせる運用へと転換できたと感じています。 実際に運用を始めてから、上司にあたる社員から「このメンバーは最近これくらい働いていたんだね」といった具体的なコメントをもらうことも増え、ただ承認ボタンを押すだけではない、意味のあるチェック体制へ変えられたと感じています。
導入後、従業員のみなさまはスムーズにご利用いただけていますでしょうか?
松尾様:
当初は、機能が増えたことによる画面表示の違いや、本人・上長双方が締め前にしっかりと承認を行うフローへの移行に戸惑う声もあり、承認の手間が増えたといったネガティブな意見が一時的に見られました。これに対しては、社内で操作説明会を実施し、当社の独自ルールに合わせた丁寧なオリジナルマニュアルを作成・配布して定着化を図りました。
数ヶ月間運用を続ける中で、このフローを徹底したおかげで、勤怠情報の精度が格段に向上しました。今では「正確な勤怠登録ができている」「後からの確認や手戻りの修正作業に無駄な時間を取られなくなった」と、従業員や上長の双方からその有用性について非常に高い納得感が得られています。
また、システム移行と同時に導入を目指していた『時間単位有給休暇制度』の運用をスタートさせることができました。旧システムでは個別改修コストの問題で諦めていた制度ですが、Universal 勤次郎では開発費用をかけることなく標準機能でスムーズにシステム上で組み込めました。現在では多くの従業員に活用される制度として定着し、多様なライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を実現しています。
Universal 勤次郎を活用して、今後計画されているようなことはありますか?
永田様:
まずは、今回導入した新しい仕組みを完全に社内へ定着させていくことが最優先ですね。
ただ、その先には非常に大きな可能性があると感じています。PathosLogos(パトスロゴス)経由で人事・給与・勤怠データがしっかりと一元化されましたので、今後はこれらのリアルタイムなデータをうまく活用して、タレントマネジメントやスキル分析、適切な配置の最適化といった、戦略的な人材マネジメントの領域へも活用を広げていきたいと考えています。}
加えて、将来的には健康経営データともデータを連動させることで、従業員のパフォーマンスと心身のコンディションを一体的に把握し、従業員へのきめ細かな支援や、リスクの早期把握に活かしたいと考えています。
人とデータをつなぐ基盤が整うことで、CBCの次の100年を支える人材戦略の土台ができ、事業ポートフォリオの多様化や海外展開を支えるタレントプールの形成にもつながると考えています。

Universal 勤次郎の導入により、独自の働き方を支える労務管理の標準化と大幅な業務効率化を実現されたCBC株式会社様。さらにその先を見据え、蓄積された勤怠・人事データを活かしたタレントマネジメントや健康経営など、次の100年に向けた新たな挑戦や未来の展望についてお話を伺い、大変感銘を受けました。
この挑戦を人事DXの側面から支えるパートナーとして、今後も機能連携の強化や伴走サポートに努めてまいります。お忙しい中、取材にご協力いただき誠にありがとうございました。
※掲載内容は2026年7月時点のものです。
編集:マーケティング戦略本部 導入事例制作担当