社名
大和物流株式会社
業種
運輸業
企業規模
1,001名以上
課題
1.バックオフィスの体制を整備したい
2.複数拠点・店舗間の情報を集約したい
3.法令対応の労務管理
使用製品
勤怠管理

多拠点・複雑な勤務に対応!Universal 勤次郎で実現する勤怠管理の効率化と働き方改革

多拠点・複雑な勤務に対応!Universal 勤次郎で実現する勤怠管理の効率化と働き方改革
左から 人事部 労務管理グループ グループ長:福山 直子様 / 担当課長:有馬 未来様
課題・悩み
  1. 締め作業の負担軽減
  2. 現場の業務効率化
  3. 複雑な勤務形態への対応
解決策
  1. 勤怠データの即時反映
  2. スマートフォンの活用
  3. 柔軟な勤怠管理の実現
効果

Universal 勤次郎の導入により、これまで手作業や複数拠点からの電話対応に時間を取られていた締め日間近の業務が大幅に効率化されました。勤怠データの即時反映によって、月末の集計作業や問い合わせ対応の負担が大きく軽減され、人事部の業務負荷も減少。
また、時間外労働の管理や36協定の集計がシステム上で完結し、ミスや業務工数の削減にもつながっています。
現場では、打刻や各種申請・承認をスマートフォンで行えるようになり、業務効率が向上しました。
これらの効果により、管理側・従業員双方の負担軽減とともに、さらなる業務改善・生産性向上の好循環が生まれています。

大和物流は、1959年に大和ハウス工業(株)の物流部門として誕生し、今年66年を迎えました。設立以来、建築・建材の分野で実績を積み重ね、第一の事業の柱として事業展開をしています。現在は、流通小売り向けの物流領域の深堀りとノウハウの蓄積を行い、次の事業の柱となるよう領域の拡大をしています。また、既存事業以外にもEC、toCなどの新規分野への挑戦も行っています。
今回は、運輸業という複雑な勤務体系を持つ現場において、どのように勤怠管理を行っているのかをお伺いするため、大阪府大阪市西区にある大和物流様を訪問しました。

情報が即時に見えない―60以上の拠点とのやり取りに時間と手間

旧システムの使用方法と課題に感じられていた部分を教えてください。

有馬様:旧製品の勤次郎Enterpriseを15年ほど前から使用しており、主に出退勤の打刻、残業や有給休暇などの各種申請、エラー・アラーム機能、日別・月別の確定処理といった機能を使用していました。
旧システムに大きな不満があったわけではありませんが、リアルタイムで勤怠情報を把握できない点には問題を感じていました。

オンプレミス型だったため、出退勤や申請などの勤怠情報が即時に反映されず、月末になると各拠点から「修正処理しました」との連絡を受けてから、私たち人事部側で日別や月別実績の計算処理をかける必要がありました。拠点は全国に60程度あり、月末にはその対応に丸一日かかることもありました。現場とのやりとりや情報反映に、どうしても時間と手間がかかっていたのです。

将来の働き方を見据えて、Universal 勤次郎へ

旧システムからUniversal 勤次郎への移行を検討するうえで重要視されたポイントや移行の決め手を教えてください。

福山様:2022年6月にInternet Explorerのデスクトップアプリケーションサービスの終了を見据え、2021年12月頃に旧システムのバージョンアップを検討していた際に、Universal 勤次郎がリリース予定であることをご紹介いただいたことが検討のきっかけでした。
旧システムの運用に特に不満はなく、自社の働き方に合わせた細かな設定も行えていたため、他社製品への切り替えは考えていませんでした。
また、Universal 勤次郎は、従来の設定自由度を維持しながらも、より直感的に操作できる画面構成や、申請・承認フローの可視化など、UIUX面で大きく進化している点が魅力でした。さらに、将来的な法改正や勤務形態の多様化にも柔軟に対応できると感じたことが決め手となり、移行を決断しました。

現場の働き方の柔軟性と、管理の効率化を両立

実際に導入されてから、Universal 勤次郎 就業・勤怠管理の評価はいかがでしょうか?

有馬様:一番改善したかった「即時反映」ができるようになり、大変満足しています。現場とのやりとりや情報反映の手間が一切なくなったことで、業務効率が大きく向上しました。
また、これまで紙で管理していた36協定の適用管理や時間外労働の集計管理が、システム上で完結できるようになった点も非常に助かっています。ペーパーレス化により、ミスや業務工数の大幅な削減にもつながっています。

福山様:時間外労働の一元管理機能はとても助かっています。以前の製品では、日別実績だけでは細かい内容がわかりにくく、手作業での計算が必要でした。
一方、Universal 勤次郎ではシステム内で自動的に集計され、トップページでも時間外労働時間を確認することができるようになり、管理の負担が大きく軽減されました。

導入後、従業員のみなさまはスムーズにご利用いただけていますでしょうか。

有馬様:はい。既存の情報を移し替えるだけでしたので、人事部の負担はほとんどありませんでした。本稼働に向けては、設定内容が実際の運用に合っているかどうかを勤次郎のコンサルタントの方と密に連携しながら丁寧に確認していきました。

従業員も、旧システムで使用していた操作画面や用語を引き継いだことで、切り替え時の混乱はほとんどなく、すぐに慣れていただけました。初めて操作する従業員にもわかりやすいUIUXだったことが、スムーズな移行を後押ししてくれたと感じています。
また、Universal 勤次郎に移行してから、スマートフォンを使った打刻や申請・承認といった機能の活用も始めました。特に現場へ直行する従業員が多い当社にとって非常に便利です。事務所に立ち寄る必要がなくなり、移動時間の削減につながったことで、業務効率が大幅に向上しました。スマートフォン打刻は、位置情報も取得できるため、不正打刻のリスクがなく、管理者としても安心して運用できています。

福山様:連携しているPCのログオン・ログオフ時間と、勤次郎の勤務実績が同じ画面で確認できるようになり、勤怠データとの乖離確認がしやすくなりました。
旧システムの時から「一画面で確認したい」という声は従業員からも多くあがっていたため、それが実現できて非常に好評です。
また、各種申請の取り消しが従業員自身でできるようになった点も、好評です。
申請内容の修正や取り消しに関する問い合わせが減り、管理者側の負担も軽減されました。

全体的にシステムが使いやすくなったことで、従業員自身が勤務状況を意識的に確認するようになり、勤怠管理に対する意識も自然と高まってきていると感じます。

Universal 勤次郎をどのように活用していきたいですか?

有馬様:現時点では、Universal 勤次郎の機能をすべて使いこなせているわけではありません。まずは、どのような機能があるのかをきちんと把握し、業務に活かせる部分を一つひとつ広げていきたいと考えています。
特に今後は、Universal 勤次郎に蓄積されていく勤怠データを活用し、従業員の働き方を「見える化」していくことが目標です。
日々の勤怠管理の精度を高め、業務全体の効率化を実現するところからしっかりと取り組み、段階的に分析やマネジメントへの応用にもつなげていければと考えています。

Universal 勤次郎への移行により、勤怠データの即時反映をはじめ、問い合わせ対応や業務の効率化、手作業の大幅な削減、月末業務の負担軽減など、さまざまな効果を実感いただけたとのこと、大変嬉しく思っております。
今後も、働き方の見える化やさらなる業務改善の実現に向けて、Universal 勤次郎をより有効にご活用いただけるよう、引き続きしっかりとサポートさせていただきます。
お忙しい中、取材にご協力いただき、誠にありがとうございました。

※掲載内容は2025年6月時点のものです。

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