
- 社名
- 株式会社ジェイエイ栃木ライフ
- 業種
- 製造業
- 企業規模
- 1~100名
- 課題
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1.ペーパーレスを推進したい
2.バックオフィスの体制を整備したい
3.複数拠点・店舗間の情報を集約したい
4.法令対応の労務管理
- 使用製品
- 勤怠管理
月末の勤務情報確認作業が1/4以下に!現場にしっかりフィットする勤怠管理を実現

- 課題・悩み
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- 手間の多い紙管理からの脱却
- 複雑な手当の計算
- 現場の業務効率化
- 解決策
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- 初めてでも迷わないUI
- 柔軟に設定できる申請項目
- スマホ打刻の活用
- 効果
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紙のタイムカードでの勤怠管理や複数書類の突合といった煩雑な運用が、Universal 勤次郎の導入によって大幅に効率化されました。従来、本社管理者は申請書類の確認に約4日を要していましたが、現在は確認作業も簡素化されたため、所要時間は半分以下に。月末業務の負担も大幅に軽減されています。
また、スマートフォンを使ったGPS打刻により、現場での打刻が可能になり正確な出勤時間を把握できるようになりました。打刻や申請のシステム化により、勤務状況をリアルタイムで把握できるようになり、現場・管理部門ともに、日々の業務の効率化を実現しました。
株式会社ジェイエイ栃木ライフは、栃木県内に10の葬祭ホールを展開し、地域に根ざした葬祭事業を手がける企業です。JAグループの一員として、ご遺族の心に寄り添う丁寧な葬儀運営を行っています。
地域に密着したサービス体制のもと、葬祭施行の実績を積み重ねてきた同社は、令和6年度に過去最高となる葬儀施行件数を達成。さらに11月には新たな葬祭ホールのオープンを控えるなど、体制のさらなる強化とサービス向上に取り組んでいます。
24時間体制で稼働し、状況に応じてスケジュールが大きく変動する葬儀の現場では、柔軟で正確な勤怠管理が欠かせません。
今回は、現場が抱える課題にどう向き合い、どのように勤怠管理の効率化を図っているのかを伺うため、栃木県宇都宮市に本社を構えるジェイエイ栃木ライフ様を訪問しました。
手作業と確認の多さが生んだ、勤怠管理の大きな負担
導入される前の運用方法と課題に感じていた点を教えてください。

伊澤様:以前は、紙のタイムカードを使って勤怠を管理しており、申請から集計まで多くの手作業が発生していました。
社員は、タイムカードの打刻内容に加えて、超過勤務命令書や振替休日取得届をもとに、「勤務状況報告書」を手書きで作成し、所属長へ提出するという運用でした。
所属長はそれらを突合したうえで、「勤務状況報告書」や関連書類一式を本社に提出。
その後、「タイムカード」「超過勤務命令書」「振替休日取得届」「勤務状況報告書」「休日・待機管理表」の5種類の書類を、役員を含む管理者4名で4重にチェックを行っていました。最終的に社長が確認し、ようやく給与計算に入るというプロセスでした。
帳票類はExcelで作成していたものの、記入は手書き、押印も必要だったため、アナログな運用が社員にとっても大きな手間となっていました。
管理者側も毎月約60名分の書類を確認する必要があり、私ひとりの確認作業だけでも半日以上。修正対応を含めると、管理者4名で延べ4日以上を費やしており、毎月かなりの業務負担となっていました。
また、Excelでシフトスケジュールを作成していますが、葬儀業ですので急な勤務も多く、スケジュール通りにいくことはほとんどありません。休日の変更も多く、振替休日の繰り越しが積み重なることも。毎日当たり前に起こりますし、3~4回休日の予定を変更してやっと取れるということもよくありました。その辺の修正や管理は大変でしたね。
複雑な勤務形態にもフィットする勤怠管理システム
いつごろ検討を開始されたのでしょうか?またそのきっかけがあれば教えてください。

加藤様:検討を始めたのは、2024年4月頃です。私が常務だった頃に、先ほどお話しした勤怠報告書類の突合作業に携わったことがあり、そのときに「これは無駄な作業ではないか」と強く感じていました。社長に就任してから、その問題を解決すべく地域密着の販売店に相談したところ、勤次郎をご紹介いただきました。
他社システムと比較するうえで重要視されたポイントやUniversal 勤次郎 就業・勤怠管理を選んだ決め手を教えてください。
伊澤様:当社は24時間体制で対応が必要なので、1年単位の変形労働時間制を導入し、個人ごとに異なるシフトに柔軟に対応できるシステムを求めていました。
具体的には、「一人ひとりのシフトスケジュールを細かく設定できること」「そのシフトスケジュールが簡単に変更できること」「振替休日や代休が多いため、繰越や残数管理がしやすいこと」「スマートフォンでの打刻が可能であること」「夜間出勤・夜間待機手当・特殊勤務手当など多くの手当をまとめて管理できること」が重要な条件でした。
特に手当の管理については、これまで打刻情報と申請内容をExcelで個別に集計・確認していたので、これらがシステム上で一元管理できるようになることを期待していました。
勤次郎では、こうした運用に必要な機能がすべて揃っていたため、導入を決めました。
人事も現場も実感、業務のスマート化
導入後、従業員のみなさまはスムーズにご利用いただけていますでしょうか。
伊澤様:導入当初は、やはりシステムによる打刻に不慣れなこともあり、打刻漏れが発生することがありました。しかし、説明会やテスト稼働を約4か月かけて丁寧に実施したことで、徐々に従業員も慣れていきました。
また、管理者側の設定には少し複雑な部分もありましたが、SEの方がその都度丁寧にわかりやすくサポートしてくださり助かりました。
実際に導入されてから、Universal 勤次郎 就業・勤怠管理の評価はいかがでしょうか?

加藤様:導入前に課題となっていた、勤怠や申請書類の作成・突合作業の効率化については、大きな効果を実感しています。Universal 勤次郎を導入したことで、延べ4日ほどかかっていた確認作業が、現在では半分以下の時間で済むようになりました。いずれはこの作業自体が不要になるのではと期待しています。
従業員にとっても、非常に使いやすいシステムだと思います。トップページのボタン表示は、管理者や一般社員など立場や利用する機能に合わせてカスタマイズできるため、操作に迷うことがなく、打刻や申請ができます。
また、以前は事務所に出勤してからタイムカードの打刻が必要でしたが、Universal 勤次郎を導入したことでスマートフォンで打刻できるようになりました。さらには、GPS機能で位置情報を記録することができるため、出勤場所を正確に把握できるようになり、現場へ直行できるようになった点も大きなメリットです。
伊澤様:全体の勤務実績をリアルタイムで把握できるのも、大きなメリットですね。
残業時間や勤務時間の偏りもすぐに確認できるので、労務管理の面でとても助かっています。
また、夜勤手当や特殊勤務手当、宿泊手当など、当社ではさまざまな手当がありますが、Universal 勤次郎では標準の項目に加えて独自の申請項目も自由に設定できるので、現場のルールに合わせた柔軟な運用ができるようになりました。わからないことがあっても、コールセンターに問い合わせれば、いつも的確でわかりやすく対応していただけるので、とても心強いです。
まだ活用しきれていない機能もあるので、今後もサポートを受けながら実際に操作を試しつつ、さらに活用の幅を広げていきたいと思っています。
Universal 勤次郎をどのように活用していきたいですか?
伊澤様:現在使用している機能だけでも十分に役立っていますが、まだ活用しきれていない機能もあると感じています。今後は操作や活用方法を学びながら、さらに便利な機能を業務に取り入れていきたいと考えています。
加藤様:管理職には、月の途中でも時間外労働の状況を把握し、36協定違反を未然に防ぐ行動につなげてもらいたいと考えています。Universal 勤次郎をきっかけに、勤怠への意識をより高めてもらいたいです。
Universal 勤次郎 就業・勤怠管理をご導入いただき、これまで手間がかかっていた確認作業や集計業務が効率化され、月末の負担が大きく軽減されたと伺い、私たちも大変うれしく思っております。今後もUniversal 勤次郎をより有効にご活用いただけるよう、引き続きしっかりとサポートさせていただきます。お忙しい中、取材にご協力いただき誠にありがとうございました。
※掲載内容は2025年5月時点のものです。